補助金ガイド

通常枠の対象者と要件

通常枠に申請できる事業者の基準、対象となるITツールと経費、賃上げに関する要件を整理します。

掲載内容は、事務局の公表情報(2026年10月7日確認)にもとづきます。制度は変更されることがあるため、最新の情報は事務局公式サイトでご確認ください。

対象となる事業者

日本国内で事業を営む中小企業・小規模事業者等(個人事業主を含む)が対象です。業種ごとに、資本金または従業員数のいずれかが、次の基準以下であることが目安になります。

業種資本金従業員数
製造業・建設業・運輸業3億円以下300人以下
卸売業1億円以下100人以下
サービス業(一部を除く)5,000万円以下100人以下
小売業5,000万円以下50人以下

このほかの業種や組織形態、小規模事業者の基準は、公募要領でご確認ください。

対象となるITツール

補助の対象は、事務局の審査を受けて登録・公開されたITツールです。通常枠では、次の業務プロセスのうち1種類以上を持つソフトウェアを申請します。汎用プロセスだけのツールは申請できません。

種別プロセス
共通プロセス顧客対応・販売支援
共通プロセス決済・債権債務・資金回収管理
共通プロセス供給・在庫・物流
共通プロセス会計・財務・経営
共通プロセス総務・人事・給与・教育訓練・法務・情シス・統合業務
業種特化型プロセスその他業種固有のプロセス
汎用プロセス(単体では申請不可)汎用・自動化・分析ツール

補助額の区分は、申請するITツールが持つプロセスの数で決まります。1プロセス以上で5万円以上150万円未満、4プロセス以上で150万円以上450万円以下です。

補助対象経費

ソフトウェア(必須)
ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)
オプション
機能拡張、データ連携ツール、セキュリティ
役務
導入コンサルティング・活用コンサルティング、導入設定・マニュアル設定・導入研修、保守サポート

通常枠の補助対象経費には、PCなどのハードウェア購入費は含まれていません。ハードウェアの一部は、インボイス枠(インボイス対応類型)で対象になります。

賃上げに関する要件

通常枠では、申請額と、過去に交付決定を受けたことがあるかどうかによって、賃上げの事業計画が「申請要件」になるか「加点項目」になるかが分かれます。

区分申請額150万円未満申請額150万円以上
IT導入補助金2022〜2025で交付決定を受けていない事業者加点項目申請要件
IT導入補助金2022〜2025で交付決定を受けた事業者申請要件申請要件

申請要件となる場合の主な内容

  • 交付申請時点の翌事業年度以降3年間の事業計画を策定し、従業員に表明すること
  • 1人当たり給与支給総額の年平均成長率を3%以上(過去に交付決定を受けた事業者は3.5%以上)にすること
  • 事業場内最低賃金を、地域別最低賃金+30円以上の水準にすること(申請額150万円以上の場合)

これらは、デジタル化・AI導入補助金2026に申請する場合の要件です。申請要件となる場合、目標を達成できなかったときや効果報告を提出しなかったときは、補助金の全部または一部の返還を求められることがあります。適用除外を含む詳細は、公募要領・交付規程でご確認ください。

労働生産性の目標

事業計画では、労働生産性を1年後に3%以上、事業計画期間の年平均で3%以上向上させる目標も求められます。過去に一定の枠で交付決定を受けた事業者は、基準が4%以上になります。

申請前に必要な手続き

GビズIDプライム
すべての申請枠で、交付申請の要件です。事務局の案内では、発行までおおむね2週間かかります。
SECURITY ACTION
情報処理推進機構(IPA)の制度で、「★一つ星」または「★★二つ星」の宣言が要件です。宣言済アカウントIDの発行まで、おおむね2〜3日かかります。

手続きの順番と準備の進め方は、申請の流れと準備をご覧ください。

審査で加点となる主な取り組み

  • クラウド製品のITツールを選定していること
  • 賃上げの事業計画を策定し、従業員に表明していること(申請要件にあたらない場合)
  • 事業場内最低賃金の水準など、最低賃金に関する状況
  • 交付申請の締切時点で「デジタル化セカンドオピニオン」を実施していること(第3回公募回から)

加点項目の一覧と条件は、公募要領でご確認ください。

公式情報

判断に必要な数字を、必要なときに。

ご相談内容と、現在お困りのことをフォームまたはメールでお知らせください。

メール info@seikin-goudoukaisha.jp

お問い合わせ